これもおいしい
笹巻き
田舎のおばさんが送ってくださった笹巻き。手作りなんです。きな粉をたくさんつけていただきました。
「山形から届いた笹巻を見ながら」
山形から届いた笹巻私のふるさとは山形県川西町。
生まれた当時は玉庭村大字「大舟」。
なぜ「大舟」なの?あんな山の中だから海なんて見たこともない。
ちなみに私が初めて海を見たのは小学四年生の夏でした。
新潟県との県境の念珠ヶ関(鼠ヶ関)に父に連れられて弟と三人で一泊でわざわざ見に行きました。
懐かしい思い出です。
「この、たくさんの・・・、たくさんの水は、どこから、どうして来るの?生まれたの?」
???だらけでした。
次に川のこと。
川なんて、山奥だから細い川が一本流れているだけです。
それなのに「大舟」という地名があるのが不思議です。
ところで右の写真は「笹巻」といいます。
二枚の笹を三角に折り、もち米を入れミゴで結んでゆでるのです。
きな粉をまぶして「いっただきまぁーす」
あーあ、おいしい。
多分、農作業で忙しいお母さん方の知恵から生まれたものでしょう。
これを田んぼに持って行ってお漬物と一緒にいただいたのです。
機械なんてなかった時代、体だけで働き続けていたみんなへのごほうびだったのですね。
懐かしい食べ物です。
毎年笹巻をいただく度に思い出すことです。