- ホーム
- たまてばこ
- エッセイ・お手紙など
- 「殿山横穴墓群」発見に思ったこと
エッセイ・お手紙など
「殿山横穴墓群」発見に思ったこと
昨年の夏、我が家から直線で250mの所、東名ジャンクション建設工事現場から17基の横穴墓が発見されました。今から1300〜1400年前の古墳時代の物で、「殿山横穴墓群」(とねやまおうけつぼぐん)と名称され、人骨とともに立派な刀や須恵器、首飾り、鉄の矢じりが出土し、びっくり仰天しました。
ここに人々のたゆまない暮らしがあったのかと思うとなんとも言えない親しみが込み上げてきます。
人は二人以上になったら、そこには社会が生まれます。そこで気持ち良く生活するための規則や約束が暗黙のうちにできるのです。それが「暮らしの知恵」です。昔も今も変わらないと思うのです。
お互いさまの社会、思いやる社会、自分に責任を持つ自立した社会。そういう社会を目指して日々暮らしたいものです。
もし夢がかなうなら、1400年前、殿山で住み暮らした先輩と一晩語り明かしたいと思います。