世田谷区の保育施設について

今の保育の現状

世田谷区では、小学校に上がる前のこども(0歳児から5歳児)の人口が増えてきていて、平成22年から平成26年の5年間で、4,000人近くも増えま した。認可保育園の入園を希望する方も増えています。世田谷区では、私立の認可保育園の整備を中心に、待機児童を減らすよう努めていますが、平成26年4 月1日時点の保育の待機児童数は、昨年度から225人増えて、1,109人となっています。

保育施設の状況

世田谷区内には、数多くの保育サービスを行う施設があり、それぞれが大切な役割を地域の中で果たしています。施設としては、保育園(区立・私立)や保育室、保育ママ、認証保育所があり、その状況については、次のとおりです。
平成26年4月1日現在

種別 施設内容 設置主体 区内施設数
(うち砧地域)
認可保育園
(世田谷区立)
国が定めた基準の建物の大きさ、園庭の広さ、保育士の数、保育内容、保育時間などを満たした施設。 世田谷区 55
(7)
認可保育園
(私立)
社会福祉
法人等
66
(15)
認証保育所 東京都の認証を受けた保育施設。A型とB型があり、0歳児保育と13時間以上の開所が義務付けられている。 株式会社等 53
(10)
保育室 区が認定し、産休明け(生後43日)からの低年齢児(3歳未満)の保育を行う小規模な施設。 個人等 16
(2)
保育ママ 区の資格を満たした方を保育ママとして認定し、保育ママの自宅で預かる。2名から5名までの少人数の中で保育する。 個人等 23
(2)
家庭的
保育事業
日中、乳幼児を保育できない家庭のため、私立認可保育園で働く保育者が、保育者の自宅や保育所が借り上げる居室等で保育する。 私立認可
保育園

(0)

これからは・・・

世田谷区では、保育待機児童の解消に向けて、私立の認可保育施設を中心に整備を進め、定員の拡大に取り組むことにしています。少しでも 早く待機児童0が実現されると良いと思います。平成27年度からは、小学校に上がる前のこどもの保育や教育、子育て支援の新たな仕組み「子ども・子育て支 援新制度」が、本格的に実施される予定です。これにより、世田谷区が主体となって、地域のニーズに基づいた子育て支援の計画をつくり、保育施設や地域の子 育て支援のための事業などを提供する体制を整えていくことになります。

わたしはこう考えます

「子育て」については、地域でしっかり支えていくことが何よりも大切です。そのためには、家庭や地域、行政が、それぞれ役割を分担することについて、自覚することが欠かせません。
 また、それに伴って、適正な負担がどうあるべきなのか、ということについても考えていきたいと思います。